パーフェクトフレンド

パーフェクトフレンド (メディアワークス文庫 の 1-5)

パーフェクトフレンド (メディアワークス文庫 の 1-5)

【あらすじ】

周りのみんなより、ちょっとだけ頭がよい小学四年生の理桜。担任の千里子先生からも一目置かれている彼女は、ある日、不登校の少女「さなか」の家を訪ねるようにお願いをされる。能天気少女のややや(注:「ややや」で名前)や、引っ込み思案の柊子とともに理桜は彼女の家に向かうが、姿を現したさなかは、なんと早々に大学での勉学を身につけ、学校に行く価値を感じていない超・早熟天才少女であった。そんな彼女に理桜は、学校と、そこで作る友達がいかに大切であるかということを説くのだったが……果たしてその結末は!?
 野粼まどが放つ異色ミステリ、まさかの小学校編登場!

アマゾンに内容紹介がなかったのでメディアワークス文庫のHPからあらすじコピペ

面白かったです。良い小説だった。

野崎まどの今までの小説の中で一番ラノベっぽいノリ。トムで何回か笑った。表紙がアレなんで外では読みづらい・・・

友達というものについて拗らせている僕にとって、一つの指標を示してくれるような本だった。
友達というのはシステムだという、さなかの考えと似たような考えで僕の思考は止まってたので、読んで良かった。

ここにきて、野崎まどの著作同士がリンクし始めたので、野崎まどを読みたい方は刊行順に読んでいった方が楽しめると思います。
アムリタがやはり原点だったのだろう。
ただ、繋がっていると考えるとこの話は嫌な話に思えてくる。単体でみたらとても良い小説です。

小説家の作り方でも思ったけど筒みたいなアニメキャラが着てそうな服というのがどういう服かわからん笑

野崎まど、本を出版するごとに成長を感じさせられる。しかし本人がどういう人物なのか全然想像できんのはラノベ書きだからだろうか。