うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー

なんか唐突に見たくなった。

うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー [DVD]

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面白かった。永遠のモラトリアム最高じゃないか。

僕はそこまでちゃんとうる星やつらを見ていないので、(らんまの方が好き)特に違和感なく見れたけど、うる星やつら好きとしてはもっとドタバタラブコメをやって欲しいと思われるのかもね。
作者からは激怒されたという噂。押井の作品そんなに見たことないから押井色が強すぎるという評価に関してはよくわからんけど。

らんまでは感じないけど、うる星やつらってなんか性的なところがあるの気がする。
女キャラが生々しくかつ可愛い。
昔はラムちゃんよりしのぶちゃんの方が好きだったけど、今見るとラムちゃんの方が可愛いと思いました。らんまではシャンプー派です。

高橋留美子の絵って人間からなんか少しおどろおどろしい怖さを感じるときがある。

オチとしてはEDの校舎の階数が違うので夢から覚めたかはわからんよ的なオチなのだろう。哲学的とか言われてるけど、全然そんなテーマは込めてないと思った。普通に薄っぺらいし言葉遊びみたいなものでしょう。

と感じたけど感想スレ見てたら“夢邪鬼の「わいの作る夢は現実と同じなんや。せやからそれは現実なんや」って台詞は自惚れ。
だからあたるに「何にも分かっとらんな」と喝破される。
ここら辺の件は「フィクション(夢)を観客に提供するとはどういうことか」って
監督の自問が当然織り込まれてる。

それっぽい言い方をすると「ドラマトゥルギーは如何にあるべきか」なんて話ね。
この作品そのものが「創作」という行為に対するパロディと言うか、問いになってる。
攻殻」は原作でも素子が「現実と擬似現実の区別はどうつける?」みたいなこと言ってるから
押井守的には相性のいい原作だったんじゃないかね。 ”というレスがあって色々考えて作られてたのかもしれない。。。