カササギたちの四季

最近本の感想がラノベ一色みたいになってるので一般小説を・・・(笑)

カササギたちの四季

カササギたちの四季

【あらすじ】

リサイクルショップ・カササギは、店員二人の小さな店だ。店長の華沙々木は謎めいた事件に商売そっちのけで首をつっこむし、副店長の日暮はガラクタを高く買い取らされてばかり。でも、この店には、少しの秘密があるのだ――。あなたが素直に笑えるよう、真実をつくりかえてみせよう。再注目の俊英による忘れ得ぬ物語。


向日葵の咲かない夏を読んで以来道尾秀介を今後読むことは無いかなと思っていたのですが、一冊だけで評価するのもと思い読んでみました。

3人が謎解きしながら暮らす4つの話が入っています。

「探偵はただ事件を解決するんじゃない。みんなが幸せになるように解決するんだ」という夢水清志郎の言葉を思い出させられるような話でした。
良い小説です。
奇しくもこの主張は杉井光の書くミステリとは真逆