オーデュボンの祈り
伊坂幸太郎は元祖サブカル厨御用達って感じがして読まず嫌いしてたのですが、そういうのやめようと思い出版順に読むことにしました。
- 作者: 伊坂幸太郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2000/12
- メディア: 単行本
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警察から逃げる途中で気を失った伊藤は、気付くと見知らぬ島にいた。江戸以来鎖国を続けているその孤島では、喋るカカシが島の預言者として崇められていた。翌日、カカシが死体となって発見される。未来を見通せるはずのカカシは、なぜ自分の死を阻止できなかったのか?ミステリーの新時代を告げる前代未聞の怪作。第五回新潮ミステリー倶楽部賞受賞作。
面白かったです。良い話でした。人生はエスカレーターという考え方はなかなか好き。少し城山あっさり死に過ぎかなとも思いました。
ミステリーとしてはあっさりしてます。得意なシチュエーションに惑わされずにミステリーの規則に則って考えたら鋭い人はすぐにわかるかもしれません。
オーデュボンの祈りというタイトルが、わりとそのままの意味でなんとなく笑いました。
ハッピーエンドが僕は好きです。