宵山万華鏡

宵山万華鏡 (集英社文庫)

宵山万華鏡 (集英社文庫)

【あらすじ】

祇園祭宵山の京都。熱気あふれる祭りの夜には、現実と妖しの世界が入り乱れ、気をつけないと「大切な人」を失ってしまう―。幼い姉妹、ヘタレ大学生達、怪しげな骨董屋、失踪事件に巻き込まれた過去をもつ叔父と姪。様々な事情と思惑を抱え、人々は宵山へと迷い込んでいくが…!?くるくるとまわり続けるこの夜を抜け出すことは、できるのか。

きつねの話系の森見
きつねの話に比べれば話に山がないし、先を読みたい感が薄いけども。
いつもの森見っぽい話もある。こういう感じのバランスの小説を書く実験作なのかもなあ。

森見は繰り返す日になにかこだわりでもあるのかな。