小説家の作り方

小説家の作り方 (メディアワークス文庫)

小説家の作り方 (メディアワークス文庫)

【あらすじ】

「小説の書き方を教えていただけませんでしょうか。私は、この世で一番面白い小説のアイデアを閃いてしまったのです―」。駆け出しの作家・物実のもとに初めて来たファンレター。それは小説執筆指南の依頼だった。出向いた喫茶店にいたのは、世間知らずでどこかズレている女性・紫。先のファンレター以外全く文章を書いたことがないという紫に、物実は「小説の書き方」を指導していくが―。野崎まどが放つ渾身のミステリー・ノベル改め「ノベル・ミステリー」登場。

面白かったです。

この世で一番面白い小説ではなかったけど野崎まどで一番面白い小説だった。

人間を超えたような存在が出てくるのは今まで通りだけど、アイディアごり押しじゃなくなったような印象。
アイディアのみで与える衝撃は小さくなったけど、小説として面白くなった。