sakanactionの感想

いつになれどライブの感想が書けないのでとりあえず途中まで

sakanaction (通常盤)

sakanaction (通常盤)

サカナクションのライブに行ってきました。感想を書こうと思いますが、まず新譜のsakanactionの感想からかなと思ったのでsakanactionの感想かきます。
僕はsakanactionというアルバムとても好きです。スルメアルバムだと思います。
M1、M2のインスト曲の連打、M9〜M14までの比較的ゆっくりした流れのせいで、メリハリがなく感じられて一聴目はまあまあかなぐらいの感想だったのですが、聞いていくと良さが出てきますね。
とりあえず全曲感想書いてきます。
M1、M2はなんということもなく、正直もう少し綺麗なインスト一曲で良い気はしますが、M3のミュージックが本当に名曲です。郷愁、日々に擦り切れるような感覚を情緒的に書いた歌詞の良さ、ボーカル、コーラスから感じる大衆の必死の祈りのような雰囲気を感じてとても好きです。なんというかエモい。
M4の夜の踊り子も好きなのですが、ラストのサビのかっこよさと裏腹にAメロ等のヲオオオがダサいので少し残念です。歌詞の意味はよくわからん。
M5のなんてったって春は春と青春をかけてるのかな。特に特筆すべき点はないけど踊れる曲です。
M6のアルデバランは歌詞まったく意味わからないけど、猫の物語って単語可愛くて好きです。曲も好き。
M7のMは歌詞になんらかの物語的モデルがありそうな雰囲気を受けたしとても好きなのだけどわかりませんでした。
M8のAoiはサッカーのタイアップ曲だそうで、ユニフォームの青と若さの青とをかけているのかも・・・しれない。僕はコーラスが怖いからあんまり好きではないけど、一郎さんが歌ってる部分はかなり踊れる感じでライブで聞いたら楽しそう。(楽しかったです)
M9ボイルは歌詞を綴ることについて歌った歌だろうか。感情が伝わってるボーカルが良い感じ。
M10映画、何が映画なのかわからないし抽象的過ぎて意味も分からんけどとても好きです。
M11、僕と花は歌詞も良いし、ミュージック同様なんか静かにエモいし名曲だと思います。“何にもいらないはずなのに〜名前も知らない花を挟んでた”のところの歌詞とか、なんかわからんけど良いなと思わされます。
M12のmellowはまさにメロウな感じの曲、心地いいです。
M13ストラクチャーはまたしてもインスト曲なのですが、朝が訪れるのを表しているんだと思います。この曲までは夜の曲ばかりだったのですが、この曲をつなぎにラストM14朝の歌で夜が明けていきます。
M14は朝が夜を飲み込んでいく描写を心情と絡めて書いたような曲。これも心地いいメロウな曲です。
サカナクションの描く夜は情緒が感じられて好きです。種田山頭火に影響を受けていると聞きましたが、群れをなす鳥や、流れる川のイメージが多く出てくるのはそのためなのでしょうね。
山口一郎さんの書く歌詞は本人には具体的なイメージがあるのだろうと思いますが、抽象的にしすぎなのと結論を書かないせいでJ-POP的に感じます。(夜空ノムコウ的な・・・ツイッターでJ-POPの歌詞は結局何も言わないというツイートを以前見て納得しました。)
今回のアルバムは、ミニマルテクノ的な反復の後に大サビという構成が多いですね。僕そういう曲好きなので良いんですが。。。
ミュージックの良さが群を抜いてるので、そのためにだけでも聞く価値があると思います。
音楽の感想、頑張って書いてもなんとなく良い以上のことを書けない・・・


ながくなったのでライブの感想は次で!