いわゆる天使の文化祭

いわゆる天使の文化祭 (創元推理文庫)

いわゆる天使の文化祭 (創元推理文庫)

【あらすじ】

夏休みも終わりにさしかかった文化祭目前のある日、準備に熱の入る生徒たちが登校すると、目つきの悪いピンクのペンギンとも天使ともつかないイラストが描かれた、大量の貼り紙が目に飛び込んできた。部活にちなんだ様々な恰好の〈天使〉の貼り紙を不思議に思いつつも、手の込んだ悪戯かと気を抜いていた葉山君だったが──。


学園ミステリモノではよくある文化祭の話です。いろいろおかしいところが目立つので分かりやすいトリックが出てきたりもしますが、叙述トリックの部分はなかなか上手に作ってあったんじゃないでしょうか。
似鳥鶏といえばタイトルの語感が良い作家だと勝手に僕は思ってるのですが、今回はハルヒのいわゆるひとつの萌え要素という台詞からとってるのでしょうか?作者多分オタクだし・・・
いつにもまして柳瀬さんが可愛かったです。

似鳥鶏は僕の一押し日常ミステリ作家です。もうすぐアニメ化する穂信の古典部シリーズよりこっちのほうが面白いと思います!穂信好きはこっちも好きになれると思うので読んでみてください。