クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い

クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い (講談社文庫)

クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い (講談社文庫)

【あらすじ】

「京都の二十歳」が放つメフィスト賞! 工学、絵画、占い、料理……。日本を代表する財閥の令嬢が各方面の「天才」を孤島に招待するとき、惨劇は起こった! 新本格の牙城、京都の二十歳からの挑戦状。

分厚いし読み疲れた。
衒学的な本だな〜と思った。大事でもなんでもなく事実かのように絶望が淡々と突き放されて描かれていると感じた。そういうところが拗らせた中高生にうけるのかもしれない。

結構タイトルがネタバレかつ秀逸。犯人の倫理観に城平京に通じるものを感じる。城平京の方が徹底的に淡々と狂人を書くけど。

天才にスポットを当ててるわりに天才の掘り下げ方がいまいちで、天才さが伝わってこないのが残念でした。
2巻の評判が良いらしいので2巻まで読んでみようかなと思う。